『超ヒトネコ伝説オマエ・モナー 妖神編』4

 城内見学 {アイオーナ・パート}  王から命を受けたアイオーナは素早く自分の分の旅支度を終えると、再び訪れることはないだろう頂上の城を記憶に留めておくためにショボと一旦別れ、城の中を巡っていた。出発までの僅かな残り時間。旅なれたショボによって持ち物は普段から纏められていたので、旅支度にはそれ程時間を取られなかったのだ。  城内には妖術によるトラップがいくつも仕掛けられていたが彼は…

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『超ヒトネコ伝説オマエ・モナー 妖神編』3

『ゲームの薬天堂』もよろしく!  謁見 {アイオーナ・パート} 時はアイオーナたちがメリーハート草原を横断する4日前にさかのぼる。 アイオーナは“ネコ王”こと絶対王モナキーンの前にいた。  「しかぁーとォ、申し渡したァー」  甲高い宰相イエスマンの声が響き渡り、複雑に支骨の絡みつく深海を思わせる装飾の施された内陣の高く暗い天井に木霊する。鼻の高いマタヨシ族…

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『超ヒトネコ伝説オマエ・モナー 妖神編』2

ソースは噂師から  絶対王の居城“頂上の城”の書庫を司る噂師という名の女性の歴史家は、オマエ・モナーについてさほど多くの事は知らなかった。 それでも……。  オマエ・モナーについては様々な逸話が残っている。そしてあだ名も多かった。  影の白猫。  破壊の使い手。  七つの王国を滅ぼした化け猫。  月と星の宿る瞳を持つ者。  伝説は伝える。  オマエ・モナーの生まれし時、予…

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